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旧小出医院(但馬県民局提供)

旧小出医院本宅(但馬県民局提供)

甘棠亭(但馬県民局提供)

 1918年(大正7)に、旧小出医院は小出揚によって完成。建設に際しては、地元大工・斉藤文次郎を使わして、「東京帝国大学の付属病院」を実見させたと言う逸話が残る。建物は木造平屋建、寄棟造、桟瓦葺きで、布基礎石積みの上に外壁は大津壁塗り。軒はモルタル塗りの非常に簡素な建物である。
 しかし、裏に1676年(延宝4)の建物で県指定文化財の甘棠亭かんとうていや、築200年以上の小出家本宅、裏庭の1676年(延宝4)につくられたものと言われる玉石乱積の庭井戸が残るなど、江戸時代から明治、大正時代につくられた建物の集合体として見ると面白い。

所在地 養父市八鹿町伊佐
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