カテゴリー: # 自然 # 川 # 豊岡市 # 養父市 # 朝来市 

円山川上流・羽渕鋳鉄橋付近(2020ふるさと特派員撮影)

円山川下流・円山大橋から上流(2020ふるさと特派員撮影)

円山川河口付近・港大橋から上流(2020ふるさと特派員撮影)

 播州ばんしゅうとの分水界、朝来市生野町円山まるやまを源流として但馬を流れる円山川(1級河川)は、延長68km。流域は但馬全域の61%(1,300km )を占める。氷ノ山ひょうのせんを源流とする大屋川・八木川の水を集め、さらに稲葉川いなばがわ出石川いずしがわ奈佐川なさがわなどと合流して北流、豊岡市津居山で日本海へ注ぐ。
 長さが県下第5番目で但馬最大の河川。豊岡盆地入口あたりで、1万分の1と言う非常にゆるい勾配となって水が溢れやすく、盆地出口にはボトルネック状の地形も加わって、昭和初期の円山川大改修までは2年に1度の割合で洪水を引き起こした。2004年(平成16)10月20日の台風23号による大洪水はまだ記憶に新しい。
 円山川は近畿の中でも、豊かな自然に恵まれた川である。植物や魚類の種類は、近畿の1級河川中では最多である。広い汽水域を持ち、兵庫県でここだけにみられる生き物も少なくない。

所在地 豊岡市・養父市・朝来市
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