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コウノトリ(NPO法人コウノトリ市民研究所撮影)

コウノトリ(NPO法人コウノトリ市民研究所撮影)

 かつて日本各地にいたコウノトリは、一夫一婦制を守り、夫婦でヒナを育てる鳥。翼を広げると2mにも達し、長い首と足、太く長いくちばしを持った大型の水辺の鳥である。明治維新以後乱獲され激減、1921年(大正10)豊岡市出石町桜尾さくらおの「鶴山つるやま」が天然記念物に指定された。1953年(昭和28)には、天然記念物指定が「生息地」からコウノトリと言う「種」へ切りかえられたが、すでに全国各地から姿を消していた。
 1956年(昭和31)、「天然記念物」から「特別天然記念物」へ変更されるが、この頃から繁殖はなく、1971年(昭和46)、野生最後の1羽も死亡し、野生個体は絶滅した。これに先立つ1965年(昭和40)、保護と増殖のための人工飼育施設として、全国唯一の専門施設「コウノトリ保護増殖センター」が豊岡市に誕生。1985年(昭和60)には、旧ソ連から6羽のコウノトリが贈られた。センターができてから25年目の1989年(平成元)、待望のヒナが誕生、その後も繁殖に成功した。1999年(平成11)「兵庫県立コウノトリの郷公園」がオープンし、自然に帰す活動がスタートした。
 2005年(平成17)9月には、コウノトリ野生復帰の第一歩として、7羽のコウノトリが試験放鳥。2007年(平成19)7月には、国内の自然界で46年ぶりとなるコウノトリのヒナが巣立ち、野生復帰計画は大きく前進した。2018年(平成30)現在、野外にいるコウノトリは140羽を越えている。コウノトリの郷公園やボランティアにより、野外個体の追跡調査が行われている。

所在地 豊岡市
文化財指定 国指定特別天然記念物
問い合わせ
関連サイト http://kounotori.org/bunkakan/
備考 (見学可能施設)
豊岡市立コウノトリ文化館
TEL0796-23-7750

兵庫県立コウノトリの郷公園
TEL0796-23-5666