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アベサンショウウオ(NPO法人コウノトリ市民研究所撮影)

 サンショウウオの仲間で、体長10cm前後の小型のものは日本中で48種確認されている。このうち但馬地方に生息するサンショウウオのひとつ、アベサンショウウオは、日本産の小型サンショウウオの中では最も分布域が狭く、石川県、福井県、京都府北部、兵庫県豊岡市の一部地域でのみ確認されている。非常に個体数の少ないサンショウウオである。体長は8〜12cm前後。他の小型サンショウウオは春頃に産卵するが、アベサンショウウオは12月頃に産卵、幼生の間は水中で生活し、夏頃に変態し、陸上で生活するようになる。
 1995年(平成7)に「種の保存法」の指定を受け、1998年(平成10)には豊岡市(旧日高町)の生息域が、生息地等保護区に指定された。生息域の拡大に伴い、2018年(平成30)には保護区が拡張されている。環境省の絶滅危惧種(IA)。

所在地 豊岡市日高町大岡
文化財指定 環境省レッドリスト2020 絶滅危惧IA類
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