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丹土はねそ踊り(新温泉町提供)

丹土はねそ踊り(新温泉町提供)

 この地に「はねそ踊り」が伝えられたのは戦国時代。田舎の豪族が我が家、我が身を守るため、家の子郎党に剣術を教えたことに由来する。その後、桃山時代に歌舞伎が流行し、その音曲を取り入れて、仏前で亡き父の供養のために剣術を踊ったことが始まりとされている。2人、あるいは3人1組となって踊りを披露し、棒・懐刀・脇差・なぎなたなどを手にして、太鼓とお囃子にあわせて演ずる。その特徴は歌舞伎の影響を色濃く反映しており、顔の向け方・足の踏み方にも直線的な決め手がある。一般的にを切り、六方を踏むと呼ばれ、元々剣術修行の一環であったこともあり、動作は俊敏で気迫が感じられる。踊りの芸題は「宮城野みやぎの信夫しのぶ」「毛谷村けやむら六助ろくすけ」「鈴木すずき主水もんど」などが有名で、現在は4種類ほどが踊られている。

所在地 新温泉町丹土
文化財指定 県指定無形民俗文化財
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備考 8月14日・15日