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石棒(豊岡市提供)

石棒加工具(豊岡市提供)

 見蔵岡遺跡からは、縄文時代から鎌倉時代にかけての多様な遺構や遺物がみつかっている。特に西日本で初めて石棒の製作過程が明らかとなり、注目を集めた。縄文時代中期から後期のものを主体とする石器が669点出土しており、石器原材と推定される石材も一定数出土している。その中でも槌石つちいしは石棒加工具と推定されるもので、本遺跡で最も特徴的な石器。当時の製作技法や流通状況を知る上で貴重な資料となっている。

 

※石棒とは、角柱の石材を叩打して丸棒状に加工したもので、縄文時代に子孫繁栄祈願に用いた遺物と考えられている。

所在地 豊岡市竹野町松本
文化財指定 県指定文化財(考古資料)出土品
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