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 豊岡市日高町では、昭和の初め頃から、「わら縄製品」の生産が盛んになり、第2次世界大戦後も荷づくり縄を中心に専業者が増加した。1955年(昭和30)代に入ると最盛期を迎えたが、丈夫なビニル製の縄が出現したため、わら縄は数年の内に市場から姿を消すことになった。
 その後、わら縄にかわって製造されるようになったのが「畳床たたみどこ」である。豊岡市日高町の畳床は、マンションや建売住宅向けのウエイトが高いため、業界では機械設備を充実させて、大量生産体制を備えることに努めている。その一方で、熟練した職人を養成して「畳」(完成品)を製造している業者もあり、それらの業者は、日本古来の和風畳の製造においても品質のよさで群を抜いており、県内外から高い評価を受けている。

所在地 豊岡市日高町
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