カテゴリー: # 暮らし # 建物 # 養父市 # 八鹿エリア
しゅくなみけじゅうたく
宿南家住宅(2017宿南自治協議会提供)
1803年(享和3)に建築された宿南しゅくなみ家住宅の主屋は木造2階建ての入母屋いりもや造で、現在も覆いのない茅かや葺ぶき屋根が残る養蚕ようさん農家である。屋根裏を蚕室とした三層構造になっている。但馬地域の中でも最も養蚕ようさんが盛んに行われていた養父市には、確認されているだけで824軒の養蚕ようさん農家があるが、宿南家住宅は最古のものとされている。養蚕農家の初期の形態を残す極めて稀少な建物として評価され、2008年(平成20)、県の重要文化財に指定された。
1803年(享和3)に建築された宿南家住宅の主屋は木造2階建ての入母屋造で、現在も覆いのない茅葺き屋根が残る養蚕農家である。屋根裏を蚕室とした三層構造になっている。但馬地域の中でも最も養蚕が盛んに行われていた養父市には、確認されているだけで824軒の養蚕農家があるが、宿南家住宅は最古のものとされている。養蚕農家の初期の形態を残す極めて稀少な建物として評価され、2008年(平成20)、県の重要文化財に指定された。