カテゴリー: # 神社・寺院 # 神社 # 香美町 # 村岡エリア
くろのじんじゃ
黒野神社(2019協会撮影)
祭神は天御中主命あめのみなかぬしのみことの他、3柱を祀る。かつて伊津岐いつき山(宮山)にあったことから、別称、伊津岐神社という。1436年(永享8)に現在地に移ったとされ、創建は807年(大同2)と伝えられる。江戸時代には社領の寄進を受けるなど村岡領山名氏の保護が篤く、歴代藩主は城中鎮護の氏神として崇めた。神社真向かいの山の中腹には、山名氏3代矩豊のりとよから8代義方よしかたまでの墓碑が並ぶ。 「絹本著色釈迦十六善神像けんぽんちゃくしょくしゃかじゅうろくぜんしんぞう」は、南北朝時代の作といわれる。鎌倉時代に隆盛であった、「大般若経」の転読に本尊として祀られていた。釈迦如来を中央に、十六善神が守護するように描かれ、切金を多用した落ち着いた作風。また、鎌倉時代の舞楽面「貴徳きとく面」が保存されている。
祭神は天御中主命の他、3柱を祀る。かつて伊津岐山(宮山)にあったことから、別称、伊津岐神社という。1436年(永享8)に現在地に移ったとされ、創建は807年(大同2)と伝えられる。江戸時代には社領の寄進を受けるなど村岡領山名氏の保護が篤く、歴代藩主は城中鎮護の氏神として崇めた。神社真向かいの山の中腹には、山名氏3代矩豊から8代義方までの墓碑が並ぶ。
「絹本著色釈迦十六善神像」は、南北朝時代の作といわれる。鎌倉時代に隆盛であった、「大般若経」の転読に本尊として祀られていた。釈迦如来を中央に、十六善神が守護するように描かれ、切金を多用した落ち着いた作風。また、鎌倉時代の舞楽面「貴徳面」が保存されている。