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とうらくじ
東楽寺(2020協会撮影)
近くの中山の山上にあった千眼寺の塔頭たっちゅうが元寺。東楽寺には、「四天王像(持国天、増長天、広目天、多聞天)」が残っている。檜材の一木造で、平安時代中期の作品と言われている。躍動感はあまりないが、重量感があり、尊厳に満ちた表情・姿が特徴。また、着用している甲冑も比較的簡素で、古様でおとなしい「四天王像」である。但馬地方特有の四天王をよく表した像で、但馬在住の仏師の手でつくられたものと考えられている。 ほかにも、日本三大聖天のひとつとされる本尊の秘仏「木造聖観音菩薩立像」をはじめ、「絹本著色両界曼荼羅図けんぽんちゃくしょくりょうかいまんだらず」などがある。
※曼荼羅は、仏教の宇宙観や教理・諸仏を絵画に表したもので、両界曼荼羅図は金剛界・胎臓界の2部からなり、真言密教の宗教観を図示したものである
近くの中山の山上にあった千眼寺の塔頭が元寺。東楽寺には、「四天王像(持国天、増長天、広目天、多聞天)」が残っている。檜材の一木造で、平安時代中期の作品と言われている。躍動感はあまりないが、重量感があり、尊厳に満ちた表情・姿が特徴。また、着用している甲冑も比較的簡素で、古様でおとなしい「四天王像」である。但馬地方特有の四天王をよく表した像で、但馬在住の仏師の手でつくられたものと考えられている。
ほかにも、日本三大聖天のひとつとされる本尊の秘仏「木造聖観音菩薩立像」をはじめ、「絹本著色両界曼荼羅図」などがある。
※曼荼羅は、仏教の宇宙観や教理・諸仏を絵画に表したもので、両界曼荼羅図は金剛界・胎臓界の2部からなり、真言密教の宗教観を図示したものである