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きゅうおおおかじていえん
旧大岡寺庭園(2014ふるさと特派員撮影)
大岡寺は高野山真言宗の寺院で、奈良時代に賢者仙人によって大岡山の山中に開創されたといわれる。1161年(永暦2)の記録によると、薬師堂、護法所、拝殿、温屋ゆや、僧坊などの堂舎の他、大岡神社、白山権現社などが建立されていたことがわかる。1495年(明応4)に全山焼失したが、その後、再建された。周辺民家の山麓さんろくへの集団移住に伴い、1967年(昭和42)より現在の地へ移築され、元の場所には「庭園」が残されている。 標高507mに位置する「庭園」は、室内から池などを観賞する「池泉ちせん観賞式庭園」である。発掘調査により、1495年の焼失後につくられた池泉跡が確認されたことから、庭園の原形は室町時代末期にさかのぼり、江戸時代初期に改修されたことがわかった。 庭園の中心は滝石組で、もとは頂上付近から流れ出る水が滝へ注がれていたと考えられるが、今は枯山水となっている。大岡山の斜面を取り込み、巨石と立石を駆使した力強い石組みが堂々とした風格を漂わせる。
大岡寺は高野山真言宗の寺院で、奈良時代に賢者仙人によって大岡山の山中に開創されたといわれる。1161年(永暦2)の記録によると、薬師堂、護法所、拝殿、温屋、僧坊などの堂舎の他、大岡神社、白山権現社などが建立されていたことがわかる。1495年(明応4)に全山焼失したが、その後、再建された。周辺民家の山麓への集団移住に伴い、1967年(昭和42)より現在の地へ移築され、元の場所には「庭園」が残されている。
標高507mに位置する「庭園」は、室内から池などを観賞する「池泉観賞式庭園」である。発掘調査により、1495年の焼失後につくられた池泉跡が確認されたことから、庭園の原形は室町時代末期にさかのぼり、江戸時代初期に改修されたことがわかった。
庭園の中心は滝石組で、もとは頂上付近から流れ出る水が滝へ注がれていたと考えられるが、今は枯山水となっている。大岡山の斜面を取り込み、巨石と立石を駆使した力強い石組みが堂々とした風格を漂わせる。