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しんめいじ
進美寺本堂(2020協会撮影)
進美寺鰐口(2020協会撮影)
進美寺山の中腹にある天台宗の寺院。1197年(建久8)から、源平合戦で犠牲になった人々の霊を供養するため、「五輪宝塔三百基造立供養」が行われた。願主は但馬国守護・安達親長あだちちかながで、五輪宝塔造立祈願文には「鎌倉殿(将軍源頼朝)の仰せにより全国8万4千基の五輪宝塔を造立するにあたり、但馬国の300基を進美寺で開眼供養を行う。それは源平内乱で数十万に及ぶ戦没者を慰め怨を転じて親となそうとする趣意からである」とあり、法句経の経文を引用し怨親平等の思想を説いた名文である。 また、1392年(明徳3)に寄進された「鰐口わにぐち」は、直径66cmと大型で、堂々とした形とともに、端正な美しさを合わせもつ貴重な品である。
進美寺山の中腹にある天台宗の寺院。1197年(建久8)から、源平合戦で犠牲になった人々の霊を供養するため、「五輪宝塔三百基造立供養」が行われた。願主は但馬国守護・安達親長で、五輪宝塔造立祈願文には「鎌倉殿(将軍源頼朝)の仰せにより全国8万4千基の五輪宝塔を造立するにあたり、但馬国の300基を進美寺で開眼供養を行う。それは源平内乱で数十万に及ぶ戦没者を慰め怨を転じて親となそうとする趣意からである」とあり、法句経の経文を引用し怨親平等の思想を説いた名文である。
また、1392年(明徳3)に寄進された「鰐口」は、直径66cmと大型で、堂々とした形とともに、端正な美しさを合わせもつ貴重な品である。