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たいしゃくじ
帝釈寺(2020協会撮影)
帝釈寺枕石由来(2020協会撮影)
702年(大宝2)に法相宗ほっそうしゅうの開祖である道照どうしょう上人しょうにんにより再建されたという古刹。本堂には本尊の「帝釈天倚像」が安置されている。帝釈天はインド古代神話の神で、仏教に取り入れられて守護神となった。 眼は三眼で、鎧はまとわず、持物は筆と紙という平和的な帝釈天である。着衣の彫りは浅く、頭部には高い螺らけい、それに山型の宝冠を付けているのが特徴。 また、「木造聖観音立像」は厄除け観音としても広く信仰される名仏像。両手が傷んでいるが、要所は傷まず保存されている。左手は蓮華を持ち、右手は与願印よがんいんであったと考えられている。檜の一木造。開祖道照上人の自作の仏像であると伝えられるが、平安時代後期の作とされる。裳も裾すその両側が引きあげられていて、藤原時代末期の特色を表している。下半身が丈長で、すっきりとした印象がある。
702年(大宝2)に法相宗の開祖である道照上人により再建されたという古刹。本堂には本尊の「帝釈天倚像」が安置されている。帝釈天はインド古代神話の神で、仏教に取り入れられて守護神となった。
眼は三眼で、鎧はまとわず、持物は筆と紙という平和的な帝釈天である。着衣の彫りは浅く、頭部には高い螺けい、それに山型の宝冠を付けているのが特徴。
また、「木造聖観音立像」は厄除け観音としても広く信仰される名仏像。両手が傷んでいるが、要所は傷まず保存されている。左手は蓮華を持ち、右手は与願印であったと考えられている。檜の一木造。開祖道照上人の自作の仏像であると伝えられるが、平安時代後期の作とされる。裳裾の両側が引きあげられていて、藤原時代末期の特色を表している。下半身が丈長で、すっきりとした印象がある。