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旧兵庫県農工銀行(2020協会撮影)

 1934年(昭和9)の建設、旧兵庫県農工銀行豊岡支店が業務拡大のため、宵田よいだ通りから現在地の大開だいかい通りに移転。その後、山陰合同銀行、豊岡市役所南庁舎別館の建物として使用されていた。ルネッサンススタイルの銀行建築で、派手さはないものの、角形の付け柱を正面に連ねるなど堅実な構成をみせる。内部の連続するアーチは興味深く、堅牢な面合格子や網入りガラスは当時の面影を残す。当時は、向い側の旧豊岡郵便局と相対して、「中央街路(大開通り)の偉観」といわれた。2014年(平成26)、豊岡市立まちなか交流館(豊岡とよおか1925いちきゅうにご)として改修され、現在は、オーベルジュ豊岡1925となっている。

所在地 豊岡市中央町
文化財指定 国登録有形文化財(建造物)
問い合わせ 豊岡市役所 TEL0796-23-1111
関連サイト https://www.1925.jp/
備考