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和田山機関庫(但馬県民局提供)

 1906年(明治39)、播但鉄道(現播但線)が延長され、竹田駅・和田山駅が誕生した。1911年(明治44)には和田山と福知山を結ぶ福和線(現山陰本線の一部)が開通し、和田山駅は両線の接続駅となった。翌1912年(明治45)に、機関庫と給水塔・転車台、引き込み線など付属施設が建設された。
 機関庫は、1991年(平成3)までのおよそ80年間にわたり蒸気機関車やディーゼル機関車の点検修理などのための施設として利用されてきた。建物は切妻屋根をもつ煉瓦造平屋建で、機関車引き込み線は2線を有し、両妻面に設けられた各2カ所の開口部は石造半円型アーチである。赤煉瓦の壁面を縁取るように設けられた御影石の白がアクセントとなっている。全国においても数少ない煉瓦造りの機関庫である。

所在地 朝来市和田山町東谷
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