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銚子ヶ谷カキツバタ群落(2015ふるさと特派員撮影)

 「銚子ヶ谷ちょうしがたにカキツバタ群落」は蘇武岳そぶたけ山頂から北西へ約2km、標高約920mにある銚子ヶ谷湿原に自生している群落である。湿原にはカキツバタが優占し、ヒメシダ、コケオトギリ、カキラン、トキソウ、モウセンゴケなどの湿原性植物が混成している。
 1991年(平成3)に森林基幹道妙見・蘇武線の工事の際に確認され、路線を変更するなどして保護が図られるとともに、詳細な調査が実施され、1994年(平成6)には県の文化財に指定された。湿原土壌に含まれる花粉の分析から、カキツバタは約4,000年以上前から生育したことが明らかになっている。
 また、兵庫県版レッドデータブック2010ではAランクに指定され、貴重な植物群落のひとつとして位置づけられている。

所在地 香美町村岡区村岡
文化財指定 県指定天然記念物
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