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石部神社の宮神楽(2018ふるさと特派員撮影)

石部神社の宮神楽(2018ふるさと特派員撮影)

 1647年(正保4)、朝来市和田山町みや地区にある円明寺えんみょうじの石垣築造の際に、尾張(愛知県)からやってきた石工によって、伝授されたものといわれる。静かに神前に奉納する質素な演技が特徴。ゆったりとした舞いは、軽快に飛び跳ねる勇壮な神楽獅子舞とは一線を画している。舞いには、「幕切り」から「昇殿しょうでんの舞」まで7種類あり、約3時間かけて踊る。順を追って舞いの難易度が高くなる構成で、最後の舞いになるほどベテランが努めることが多い。獅子の舞いには、獅子頭とその胴体を表す覆布の中で2人の演者が手を広げて布を支えながら素朴に舞い納める三頭舞や、爽やかな鈴の音を鳴らしながら女性らしい舞いをみせる一頭舞と様々。舞い手が多い時には、2組の獅子に分かれて組みあわせを行うこともある。

所在地 朝来市和田山町宮 石部神社
文化財指定
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備考 10月第3日曜日