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岩ノリ摘み

 海岸は岩場が多く、冬になると岩場にノリが育つ。でこぼこの岩場につくのでとりにくい。海が時化しけて波の荒い日は危険なため、できるだけ穏やかな日を選んでノリ摘みをするが、波をかぶりながらとる日もある。早い年は11月下旬からとれるが、本格的には12月の中旬以降〜翌年の1月、2月頃の寒中に採取する。夜明けと同時にノリ摘みを始め、とったノリは水でよく洗って、砂を落とす。洗ったノリは包丁でよくたたいて専用のすのこに薄く広げ、その日の内に乾燥させて仕上げる。
 岩ノリは天然なので、できあがったものは、香りもよく色つやもよいので巻き寿司用になったり、モミノリとして薬味として重宝されている。
 ジンバ、アラメなども岩ノリと同じように寒中に採取し、乾燥させたり、佃煮などに加工する。
 ワカメは春、暖かくなる4〜5月に採取。その日の内に干しあげないとよい製品ができない。曇の日や雨が降ったりして、濡れると色が悪くなったりするので、天候をみながら作業をする。

所在地 豊岡市、香美町、新温泉町
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