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出石焼

明治期の出石焼:明治館展示(2020協会撮影)

 出石焼の歴史は江戸時代半ば、1784年(天明4)に、陶器を焼いたのが始まりとされている。その後、優良な磁石鉱の鉱脈が発見され、染め付け磁器を製作するようになった。
 江戸時代の天保年間に最盛期を迎え、明治初期に衰退したが、1876年(明治9)、桜井勉らが旧士族の失職を救済するため、有田の陶匠・柴田善平を招いて盈進舎えいしんしゃを設立し、同社からパリや東京の博覧会に出品して一躍出石白磁の名声を高めた。
 1899年(明治32)から指導にあたった友田九渓は出石焼きの品質改良に業績を残し、セントルイス万国博覧会で金賞を獲得した。さらに、戦後、出石焼の作品が日展の特選に選ばれるなど作家活動が盛んになり、1980年(昭和55)には、国の伝統的工芸品に指定された。

所在地 豊岡市出石町
文化財指定
問い合わせ
関連サイト https://www.izushi.co.jp/
備考 ※体験メニューあり
但馬國出石観光協会
TEL0796-52-4806