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今滝寺仁王門(2020協会撮影)

今滝寺入口(2020協会撮影)

今滝寺鰐口(2020協会撮影)

 山名やまな四天王のひとりであった八木城主八木氏の菩提寺で、1069年(延久元)に覚増上人かくぞうしょうにんが創建したとされる。かつては観音堂(本堂)を中心にして九院三坊の寺院があった。現在は本堂と仁王門が残る。仁王門の「木造金剛力士立像」は、体内の墨書銘から1257年(正嘉元)に制作されたもので、仏師は阿形あぎょう像が澄玄、吽形うんぎょう像が淡路公と判明した。彫刻は地方作とみられるが、鎌倉時代中期の力強い力士像である。
 また、「鰐口わにぐち」は1416年(応永23)の制作で、圏線が細く、繊細な鋳造がなされている。

所在地 養父市八鹿町今滝寺
文化財指定 県指定文化財(工芸品)鰐口 (彫刻)木造金剛力士立像 (絵画)孔雀明王像・弁才天像・両界曼荼羅図 ・十六羅漢像
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