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大林寺(2020協会撮影)

 今は廃寺となり観音堂を残すのみとなっているが、伝承から見ると由緒ある古刹。本尊は千手観音で、かなり古い作と思われる不動明王も祀られている。松尾坊跡から出土した「鰐口わにぐち」は、1388年(嘉慶2)につくられたもので、在銘鰐口としては但馬最古のものである。青銅製で、撞座に優美な蓮華を表し、銘帯の上部に「但馬国」、右方に「大林寺 願主五郎左衛門尉幸信ごろうざえもんのじょうゆきのぶ」(当地の豪族の名)、左方に「嘉慶二年戊辰正月十八日 大工たちばな守正もりまさ」の刻文がある。

所在地 朝来市山東町迫間
文化財指定 県指定文化財 鰐口(工芸品)
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