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 「ざんざか踊り」は氏神の夏祭り・秋祭りに、災厄除けや五穀豊穣などを祈願する神事。現在、養父市大屋町大杉、同若杉、同市八鹿町九鹿、朝来市和田山町寺内、新温泉町久谷の5カ所で継承されている。大杉だけは「ざんざこ」と呼称。名称は同じでも、各所で構成や人数、踏舞の形、歌詞、衣装などは別々で、歌詞の節調すら少しずつ異なっている点が特徴。
 全国各地にも似た踊りが残っているが、「ざんざか・ざんざこ」と言う名称の踊りは但馬にしかない。「ざんざか・ざんざこ」と言う呼称は、雨乞いの形容とされるが、有力な説は、締太鼓の「ザンザカ、ザットウ、ザカザットウ」の譜音から導き出されたものであると言われている。
 「ざんざか・ざんざこ踊り」のように、太鼓を腹につけ、いろいろな依り代となるものを背負ったり、手に持ったり、頭につけるなどして、唄に合わせて太鼓を打ち鳴らしながら踊る民俗芸能を「風流ふりゅう太鼓踊り」と言う。
  大杉ざんざこ踊り
  若杉ざんざか踊り
  九鹿ざんざか踊り
  寺内ざんざか踊り
  久谷ざんざか踊り