和田山町竹田地区
わだやまちょうたけだちく
竹田地区町並み・旧街道(2020ふるさと特派員撮影)
旧木村酒造場(2020ふるさと特派員撮影)
寺町通り(2020ふるさと特派員撮影)
常光寺石橋(2020ふるさと特派員撮影)
竹田城跡と竹田地区の町並み(2020ふるさと特派員撮影)
所在地 | 朝来市和田山町竹田 |
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文化財指定 | 旧兵庫県景観条例歴史的景観形成地区/朝来市景観条例景観形成地区/国登録有形文化財(建造物)旧木村酒造場 |
問い合わせ | 情報館 天空の城 TEL079-674-2120 |
関連サイト | https://asago-kanko.com/ |
備考 | ※ガイドあり |
戦国時代を代表する山城・竹田城の城下町。現在みられるのは江戸期に宿場町として発展した姿。1998年(平成10)、完存する山城遺構としての竹田城跡を中心とした景観形成が、兵庫県景観形成条例の景観形成地区に指定された。JR竹田駅前の道が旧街道で、線路と並行して古い家並みが続く。1600年(慶長5)に竹田城が廃城となって以来衰退したが、竹田椀の産地として知られ、その職人は1789~1801年(寛政年間)には漆塗業者も含めて150戸を数えたという。
竹田は観音町・米屋町・殿町など9つの小字に分かれている。1912~1926年(大正年間)までは、旅館・料理屋・茶屋・菓子屋などの商店が軒を並べ、漆器、家具を業とする店も多くあった。今、町並みを歩くと伝統的な商家の建物が多く残っており、立派な本うだつをはじめ、伝統的な切妻造の家屋や虫籠窓が各所でみられる。
かつて武家屋敷があったと伝えられる寺町通りは、道筋に歴代竹田城主の菩提寺が4カ寺並ぶ。通りに沿って流れる小川と白壁の塀、寺にかかる石橋はすべて江戸時代につくられたもの。中でも初代城主・太田垣氏の菩提寺「常光寺」の石橋には、最も古い「宝永4」(1707年)の文字が刻まれている。寺町通りは虎臥城公園とともに遊歩道として整備されている。また、江戸時代から続いた造り酒屋で、現在はホテル、レストランなどの観光施設になっている「旧木村酒造場」が、2015年(平成27)7月、国の文化財建造物に登録された。