カテゴリー: # 暮らし # 町並み # 新温泉町 # 浜坂エリア
しんおんせんちょうはまさかあじわらがわしゅうへんちく
あじわら小径(2020ふるさと特派員撮影)
以命亭(2020ふるさと特派員撮影)
浜坂味原川あじわらがわ周辺地区には、漁業や北前船などの海運による商業で栄えた浜坂の歴史と文化の空気がよりよく残っている。 地区内を流れる味原川はかつて清流が流れ、現在と比べ水深の深い川であったことから、高瀬舟が通い、川沿いの屋敷に物資を運搬するなどしていた。また、この地域は酒屋や縫い針の生産などで栄え、今でも川沿いには、旧家や古い石垣などが連なる。中でも、旧商家をほぼそのままの形で活用し、浜坂の歴史的先人を紹介する記念館「以命亭」が象徴的な建物として残っている。 下流の舟だまりには、江戸時代に北前船が寄港し、商業や漁業が栄えた頃の雰囲気が残る。川沿いの遊歩道「あじわら小径こみち」からみえる対岸の石垣は、積まれた時代によって野面のづら積み、亀甲積み、算木積み(切石積み)など様々で、概ね下流から上流に向かって年代が新しくなっていく。その他にも井戸洗い場跡、揚げ橋、水神様などが随所に残り、川とともに暮らした当時の生活を偲ぶことができる。 盆にはあじわら小径にろうそくの灯をともす「燈の和ともしびのなごみ」が行われ、幻想的な雰囲気に包まれる。 地区内には、小説「孤高の人」のモデルとなった浜坂出身の登山家・加藤文太郎を顕彰する記念図書館や、大型公衆浴場「ユートピア浜坂」、浜坂地区の各戸に温泉を配湯する「みんなげ湯の町システム」の泉源となる浜坂温泉源泉塔などがある。
浜坂味原川周辺地区には、漁業や北前船などの海運による商業で栄えた浜坂の歴史と文化の空気がよりよく残っている。
地区内を流れる味原川はかつて清流が流れ、現在と比べ水深の深い川であったことから、高瀬舟が通い、川沿いの屋敷に物資を運搬するなどしていた。また、この地域は酒屋や縫い針の生産などで栄え、今でも川沿いには、旧家や古い石垣などが連なる。中でも、旧商家をほぼそのままの形で活用し、浜坂の歴史的先人を紹介する記念館「以命亭」が象徴的な建物として残っている。
下流の舟だまりには、江戸時代に北前船が寄港し、商業や漁業が栄えた頃の雰囲気が残る。川沿いの遊歩道「あじわら小径」からみえる対岸の石垣は、積まれた時代によって野面積み、亀甲積み、算木積み(切石積み)など様々で、概ね下流から上流に向かって年代が新しくなっていく。その他にも井戸洗い場跡、揚げ橋、水神様などが随所に残り、川とともに暮らした当時の生活を偲ぶことができる。
盆にはあじわら小径にろうそくの灯をともす「燈の和」が行われ、幻想的な雰囲気に包まれる。
地区内には、小説「孤高の人」のモデルとなった浜坂出身の登山家・加藤文太郎を顕彰する記念図書館や、大型公衆浴場「ユートピア浜坂」、浜坂地区の各戸に温泉を配湯する「みんなげ湯の町システム」の泉源となる浜坂温泉源泉塔などがある。