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豊岡復興建築群(2020協会撮影)

豊岡復興建築群(2020協会撮影)

大開通(2020協会撮影)

 旧豊岡市の中心である「大開だいかい通り」や「宵田よいだ通り」には、1925年(大正14)5月の北但大震災に倒壊、もしくは焼失により建物をなくし、その後、復興した建物が数多く残っている。中心になる豊岡稽古堂(旧豊岡町役場)豊岡1925(旧兵庫県農工銀行豊岡支店)などは著名な建築家の作品である。
 震災後に起きた火災を教訓に防火帯を設けるべく、防火建築の促進を目的にした補助制度を創設した結果、大開通りを中心に48件申請され、現在でも当時の建物が多く残っている。大開通り東側にある鈴木邸は、ひときわ目立つ斬新な建物で、屋根には2階建てでありながら、より大きくみえるように王冠のような壁が立ちあがっている。また、市役所から東側にある通りに面した三戸一棟の共同ビルは、一軒一軒の窓のデザインが違う。他にもレリーフを掲げた建物、玄関両サイドに柱をそなえた和洋折衷の建物などが数多く残っている。

所在地 豊岡市
文化財指定
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