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麦わら細工「小筋物」(豊岡市提供)

麦わら細工「模様物」

 江戸時代の中期、1716~1736年(享保年間)に因幡いなば(鳥取県)から城崎温泉にきた半七が、湯治の手なぐさみに、竹笛に麦わらを張りつけたことが始まりとされる。その当時、林屋旅館に泊まり、麦わらで花かごや虫かごをつくり、麦わらの色つけもしたといわれている。麦わら細工は、大麦のさやを色染めして、ストロー状のものを編み込む「編組物」。さやを切り開き、花鳥などの模様を桐箱に張っていく「模様物」。そして、幾何学模様に張っていく「小筋物」に分けられる。すべて手作業に頼るしかない麦わら細工は、つくる人の心がそのまま作品に伝わり、温泉客に人気の高い土産物となっている。

所在地 豊岡市城崎町
文化財指定
問い合わせ 城崎麦わら細工伝承館 TEL0796-32-0515
関連サイト https://kinosaki-spa.gr.jp/facility/mugiwara/
備考 ※体験メニューあり