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赤木家住宅(2020協会撮影)

赤木家住宅(2020協会撮影)

 代々、大庄屋であった赤木家は、明治、大正時代の自作大農経営地主であった。赤木家住宅は定型的な農村住宅で、派手さはないが、威風堂々とした存在感に圧倒される。円山川まるやまがわの河川改修に尽力するなど、「砂防さぼうの神様」と呼ばれた赤木あかぎ正雄まさお氏の生家でもある。主屋が1870年(明治3)の建築で、書院造の離れや蔵、門などは明治中、末期に建てられ、ほぼ原形のまま残っている。赤木家住宅の特徴は、水害に対する備え。すぐ近くを流れる円山川が氾濫すると、地域の防災センターとしての役割を担ってきた。総延長200mにもなる石垣は玄武岩や流紋岩で構成され、周囲より約2mもかさ上げしてあり、一度も浸水したことがないと言う。

所在地 豊岡市引野
文化財指定 国登録有形文化財/兵庫県景観条例景観形成重要建造物等
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