カテゴリー: # 近代化遺産 # 近代化遺産(産業) # 近代化遺産(交通) # 近代化遺産(その他) # 但馬全域 

 文化庁で言う「近代化遺産」とは、幕末から第2次世界大戦期までの間に建設され、我が国の近代化に貢献した産業・交通・土木に係る建造物としている。普段何気なく利用している近代の駅舎や橋梁、公共施設、地場産業の発展の礎となった町工場など、我々の生活に身近な存在であり、また、近年は、新たな観光資源、魅力的なまちづくりや伝統産業の振興の寄りどころとして、急速に社会的関心を集めている。
 但馬の「近代化遺産」は、生野いくの鉱山明延あけのべ鉱山中瀬なかぜ鉱山を始めとする鉱山施設や郡是ぐんぜ製糸工場跡などの産業関係。余部あまるべ鉄橋和田山駅機関庫城崎温泉の王橋や弓形橋群、発電所や用水路、砂防堤防、旧豊岡市役所の各建築物などが残っている。これらの建築物は装飾的美しさや機能美があり、その重要性が見直されている。
 また、経済産業省では、産業遺産を地域活性化に有効活用するために、平成19年度において、地域史・産業史の観点から、33のストーリーを取りまとめた「近代化産業遺産群33」を公表した。但馬では「鉱石の道」エリアの10遺産が、平成19年11月30日に「我が国鉱業近代化のモデルとなった生野いくの鉱山など における鉱業の歩みを物語る近代化産業遺産群」として認定された。この遺産を基礎として平成29年4月28日、文部科学大臣から「播但ばんたん貫く、銀の馬車道 鉱石の道」が日本遺産に認定された。