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 古くから但馬人は、素朴で実直、粘り強く、忍耐力があるとされてきた。こうした気質は、険しい山が多く、雪深い気候風土が大きく影響している。
 特に山間部ではその傾向が顕著で、名黒毛和牛・但馬牛たじまぎゅうや酒造りの但馬杜氏とうじは、但馬の風土が育てたといえる。杞柳きりゅう細工麦わら細工出石いずしなどに代表される伝統工芸も、但馬の気候風土の影響を受けたことは少なくない。
 一方、日本海に面する海岸部は、漁業が産業の中心を占める。冬の松葉まつばガニ漁は山陰随一の水揚げ量を誇り、周辺の旅館や海産物店はカニ一色に染まる。夏はイカ漁が最盛期に入り、海には漁船の明かりが煌々こうこうと灯る、漁火いさりびの風景が風物詩となっている。
 山あり、海ありの但馬には、そのほかにもその土地ならではの郷土料理が数多く存在する。そばや山菜、川魚料理、へしこや一夜干しなどはその代表的な食物である。
 また、土地の特色を示すものとして、町並みがあげられる。但馬には兵庫県の景観形成地区に指定されたもの、及び市指定へ移行したものを含めて、実に8カ所にものぼる(2017年10月1日現在)。城下町、温泉街、養蚕農家や鉱山町と、バラエティに富んだ町並みは見どころが多い。
 さらに、但馬各所に点在する温泉施設は、「温泉王国」といえるほどの充実ぶり。城崎温泉湯村温泉は名湯として古くから知られ、多くの観光客でにぎわいを見せている。