カテゴリー: # 歴史年表 # 但馬全域 

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時代 西 暦 和 暦 但馬のおもなできごと










   

山間部で有舌尖頭器ゆうぜつせんとうきが使われる
(養父市森、豊岡市但東町木村)

古い遺跡は山間部に多い(養父市別宮べっくうなど)

海進によって現在の豊岡盆地部は中海になる

海岸に近い低地での生活の広がりが貝塚などからわかる
(豊岡市中谷なかのたに貝塚長谷ながたに貝塚)

銅鐸どうたくなどの弥生時代中期後半の遺物がみられる
(豊岡市気比けい銅鐸・日高・和田山)

森尾古墳(豊岡市森尾)三角縁神獣鏡さんかくぶちしんじゅうきょうや北近畿最古の紀元一世紀の漢鏡かんきょう







   

池田古墳(朝来市和田山町東谷)但馬最大の前方後円墳

茶すり山古墳(朝来市和田山町筒江)近畿最大の円墳

船宮ふなのみや古墳(朝来市船宮)但馬第2の前方後円墳

箕谷みいだに古墳(養父市八鹿町小山)戊辰年銘大刀ぼしんねんめいたち




749 (天平勝宝元) 但馬国司こくしに命じ、容姿端麗ようしたんれい奴婢ぬひ正税しょうぜいで買い朝廷へ貢進こうしん
750 (天平勝宝2) 但馬国司、奴婢5人を朝廷へ貢進、朝廷は東大寺へ進上しんじょう
790 (延暦9) 但馬など6カ国の婦女各2人を陸奥むつに遣わして養蚕ようさんを習わせる



804 (延暦23) 但馬の国治こくち気多郡けたぐん高田郷たかだごうに移す
1000 (長保2) この頃、 源頼光みなもとのよりみつ 但馬守たじまのかみに任ぜられる
1186 (文治2) 法橋ほうきょう昌明、 源行家みなもとのゆきいえ を討った功により但馬国太田荘を得、太田氏を称する



1194 (建久5) 気比に潜伏中の平家落人へいけおちうど越中次郎兵衛盛継えっちゅうじろうびょうえもりつぐが捕われる
1197 (建久8) 源頼朝、但馬進美寺しんめいじ(豊岡市日高町)を関東祈祷所かんとうきとうしょとする
1221 (承久3) 太田昌明が但馬守護職しゅごしょくに任ぜられる
1221 (承久3) 幕府、雅成親王まさなりしんのうを但馬に流し、守護太田昌明に監視させる
1285 (弘安8) 但馬守護太田政頼まさより、「但馬太田文たじまおおたぶみ」を注進する




1337 (建武4) 足利尊氏あしかがたかうじ仁木にき頼章よりあきに命じて丹波・但馬の南軍を討伐させる
1354 (文和3) 豊岡の九日市ここのかいちが京都侵攻の南軍基地となる
1363 (貞治2) 南軍側にあった山名時氏やまなときうじが北軍につく



1441 (嘉吉元) 嘉吉かきつの変をおこした赤松満祐あかまつみつすけを但馬守護・山名持豊やまなもちとよ宗全そうぜん)が討つ
1454 (享徳3) 山名宗全は将軍義政よしまさの怒りに触れ、九日市の但馬守護所に4年間ひきこもる
1473 (文明5) 応仁の乱中、山名宗全 没(70歳)
1500 (明応9) この頃、山名氏は勢力を失い、被官ひかん垣屋かきや氏の台頭により、九日市守護所を去り、直轄領出石郡中の坪井つぼいへ退く
1504 (永正元) 坪井の山名氏を垣屋氏が襲う
この時、出石神社を兵火のために焼く
1542 (天文11) この頃、生野銀山の採掘を始める
1569 (永禄12) 羽柴秀吉はしばひでよし此隅山このすみやまなど諸城を攻略、但馬守護山名祐豊すけとよは和泉の国 堺に逃げる






1574 (天正2) 許されて帰但した山名祐豊が、有子山ありこやまを築城する
1580 (天正8) 有子山城を攻め落とされ、但馬から山名氏嫡流が滅亡
秀吉が出石に前野まえの氏、豊岡に宮部みやべ氏、竹田に赤松あかまつ氏、八木に別所べっしょ氏を配し、城下町をつくる



1600 (慶長5) 八木城竹田城が廃城となる
1668 (寛文8) 幕府、京極高盛きょうごくたかもりを舞鶴の田辺より豊岡に移す
1716 (享保元) 生野奉行を生野代官と改称
1735 (享保20) 久美浜に代官所が置かれ、但馬・丹後の幕府領を支配
1751 (宝暦元) 出石藩儒者じゅしゃ 桜井良翰さくらいりょうかんが藩主の命により「但馬考たじまこう」を著す
1753 (宝暦3) 円山川と市川を結ぶ近廻り通船が始まる
1775 (安永4) 出石藩主仙石政辰せんごくまさときが学問所(のちに弘道館こうどうかん)を開く
1784 (天明4) 丹波職人が出石に製陶技術を教え、出石焼が始まる
1787 (天明7) この頃、円山応挙まるやまおうきょ一門の大乗寺だいじょうじ襖絵ふすまえが完成
1799 (寛政11) この頃、浜坂の市原惣兵衛いちはらそうべいが長崎職人を雇い入れ縫針製造を始める
1802 (享和2) 大屋の上垣守国うえがきもりくにが「養蚕秘録ようさんひろく」を著す
1806 (文化3) 伊能忠敬いのうただたかが山陰海岸を測量
1814 (文化11) 伊能忠敬が播但街道を測量
1822 (文政5) 出石藩が物産会所を開設して生糸専売を始める
1823 (文政6) 豊岡藩が物産会所を開設して柳行李やなぎごおり専売を強化
1832 (天保3) 村岡の旗本山名義問よしとう明倫館めいりんかんを開設
1833 (天保4) 豊岡藩主京極高行たかゆきが藩校稽古堂けいこどうを開設
1835 (天保6) 幕府が出石藩家老仙石左京さきょうを獄門に処し、家政不取り締まりの理由をもって出石藩仙石久利ひさとし封地ほうちを削り、3万石とする

この頃から特に異国船向け海岸防備が強化され、但馬海岸に砲台が築かれる

1847 (弘化4) 池田草庵いけだそうあん青谿書院せいけいしょいんを開設
1863 (文久3) 生野義挙(生野の変)がおきる



1868 (明治元) 山陰道鎮撫総督さんいんどうちんぶそうとく 西園寺公望さいおんじきんもちが但馬入り
1871 (明治4) 但馬・丹後と天田あまだ多紀たき氷上ひかみ3郡を統合して豊岡県を設置
1873 (明治6) 豊岡県病院(現公立豊岡病院の前身)を豊岡に設立
1876 (明治9) 豊岡県廃止、新兵庫県が成立
1889 (明治22) 市町村制が施行され、但馬に66町村が成立
1896 (明治29) 郡制実施
1896 (明治29) 兵庫県豊岡尋常じんじょう中学校が開校
1906 (明治39) 播但ばんたん鉄道(播但線) 全線が開通
1908 (明治41) 豊岡、生野に市街電話が開業
1909 (明治42) 山陰線 豊岡駅が開業
1912 (明治45) 山陰線余部あまるべ鉄橋が完成し、京都〜出雲いずも間が全線開通



1917 (大正6) 神子畑みこばた鉱山が閉山
1918 (大正7) 豊岡で米騒動がおきる
1920 (大正9) 円山川改修工事が政府直轄事業に決まる
1925 (大正14) 北但大震災ほくたんだいしんさいがおこる



1929 (昭和4) 峰豊みねとよ線(豊岡〜峰山間)が開通
出石鉄道が開業
1932 (昭和7) 宮津線(舞鶴〜豊岡間)が全通
1936 (昭和11) 斎藤隆夫が粛軍演説を行う
1937 (昭和12) 円山川改修工事が完成
1944 (昭和19) 出石鉄道が休止
1950 (昭和25) 豊岡市制が発足
1956 (昭和31) コウノトリが国の特別天然記念物に指定
1963 (昭和38) 山陰海岸が国立公園に指定
兵庫県立但馬文教府が発足
1973 (昭和48) 生野鉱山が閉山
1974 (昭和49) 奥多々良木発電所・1号機が稼働
1975 (昭和50) 但馬県民局が設置
1984 (昭和59) 冒険家・植村直己うえむらなおみが国民栄誉賞を受賞
1986 (昭和61) 国鉄福知山線・山陰本線(宝塚〜城崎間)が電化
1987 (昭和62) 明延あけのべ鉱山が閉山



1994 (平成6) 但馬・理想の都の祭典が開幕
但馬空港が開港
1998 (平成10) 兵庫県立但馬ドームが完成
1999 (平成11) 兵庫県立コウノトリの郷公園が開園
2000 (平成12) 播但連絡道路 姫路〜和田山間が開通
2004 (平成16) 養父市が誕生
円山川流域が台風23号により大水害を受ける
2005 (平成17) 新豊岡市・朝来市・香美町が誕生
コウノトリを試験放鳥
新温泉町が誕生
2006 (平成18) 北近畿豊岡自動車道 春日和田山道路が和田山ICに直結
兵庫のじぎく国体を開催
2007 (平成19) 国内で46年ぶりに野生コウノトリのヒナが巣立つ
2008 (平成20) 平成の大改修により永楽館が復原
2010 (平成22) 余部鉄橋の架け替え工事が完了、新橋梁完成
山陰海岸ジオパークが世界ジオパークネットワークに加盟
2012 (平成24) 北近畿豊岡自動車道路が八鹿・氷ノ山ICまで開通
豊岡市の「円山川下流域・周辺水田」がラムサール条約湿地に登録
2014 (平成26) 〜出会い・感動〜夢但馬2014が開催される
養父市が「国家戦略特区・農業特区」に指定される
山陰海岸ジオパークが世界ジオパークネットワークに加盟再認定される
「生野鉱山及び鉱山町の文化的景観」が国重要文化的景観に選定される
2015 (平成27)

公立豊岡病院内に「但馬こうのとり周産期医療センター」が発足

世界ジオパークネットワーク(山陰海岸ジオパーク)がユネスコの正式事業となる

2017 (平成29)

播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道」が日本遺産に認定

近畿豊岡自動車道路「八鹿日高道路」が開通
山陰近畿自動車道「浜坂道路」が開通

2018 (平成30)

コウノトリ但馬空港・但馬路線に「新型機ATR42-600」が就航

新温泉町が北前船の寄港地として日本遺産に追加認定

円山川流域のラムサール条約湿地「円山川下流域・周辺水田」のエリアを拡大

2019 (平成31)

山陰海岸ジオパークが世界ジオパークネットワークに加盟再認定される

兵庫美方地域の但馬牛システム」が日本農業遺産に認定